卵管因子

腹膜炎の既往やクラミジア感染や子宮内膜症などにより卵管が通過していない、卵管周囲に癒着がある場合。治療法は卵管の疎通性を改善させる手術療法と体外受精-胚移植があります。手術療法はご主人の精液所見が比較的良好であることが前提となります。極端な例をあげれば、ご主人が重症の乏精子症であった場合、手術療法は無効です。

手術療法

  • 子宮の近くで卵管が詰まっている場合
    非観血的卵管再疎通術(当院で施行可能です) レントゲンで確認しながら、子宮から卵管にワイアーを挿入しワイアーにそって卵管内に細い管を入れ生理食塩水を通し卵管を通過させます。麻酔をかける必要はなく、入院の必要はありません。
  • 卵管の先端(膨大部・卵管采)が詰まっている場合
    腹腔鏡手術(当院では施行できません) 施行可能な医療機関を責任を持って紹介いたします。

 

体外受精・胚移植

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